別の習い事も辞めたがってきた
小1の娘は現在、ピアノ以外にも、保育園年長の始めから新体操を習っています。
この新体操も辞めたいと言い出してきたので、びっくりです。
なにしろ、こちらは楽しんで通ってくれていると思ってましたから。
先々々週から行く前に「行きたくない」と言っていましたが、気分的なものだろうと思っていました。
すると先々週も「行きたくない」と行きの車の中で涙を流すのです。
あれま、と思いながらも、なんとか励ましながら、その日は嫌々レッスンを受けて帰ってきました。
そして先週。レッスンの前日からグダグダが始まりました。
当日も学校行く前からです。下校後すぐも、昨日からの「行きたくない」「休みたい」だのの連続です。
あちゃー。。。
娘は一度嫌になると頑固で何を言っても意思を変えないことが今まで多かったので、
辞め癖が付いてきている?!
ピアノの習い事では、コロコロと教室を変えすぎた過去もあり、習い事は簡単に辞められる、他の先生のところにすぐに変えられる、と娘には思われているのかなぁ。
そのようになってしまったのは私の責任だし、私も反省しているところでした。
なので新体操も辞めたら「辞め癖」がさらに付く!と思い、辞めたがってもすぐに辞めさせるのは、子どもの教育に悪い!我慢できない子どもになる!と、宣戦布告状態になっていました。
どうにか続けさせなければ、と。
「習い事をやめたい」と言われたら辞めさせるべき
頑固な娘が嫌がってきた新体操を再び続けてもらう方法が何かないかと、ネットであさってみました。
すると私の宣戦布告状態を終焉させてくれることになった興味深い記事を見つけたので紹介したいと思います。
衝撃的を受けるほどでした。
日経DUALに載っている國尾 一樹さんの記事です。
- 子どもの1年は大人の5年に当たる
- 辞めグセが付くというのは嘘
- いろんな経験が引き出しを増やしてくれると考える
- 子どもの“好き”を応援すると地頭がどんどんよくなる
(以下抜粋)
お母さんは怒って、「この前、約束したじゃない。このままだと、やめグセがついちゃうからダメ。1年間は続けなさい」と言いました。これは子どもにとっては本当に残酷な言葉です。脳が急激に発達していく中でたくさんのことを吸収している子どもの感じる時間と、大人の感じる時間の感覚は大きく違います。ですから、子どもにとっての1年間というのは、とてつもなく長いのです。
こういった状態が定期的に続いてしまうと、子どもにとって大きなリスクとなります。実は最近、子どものうつ病が増えています。その原因として挙げられているのが、自分をごまかして、本当はやりたくないことをやることなのです。とにかく、子どものころというのは、こういう鬱屈とした気持ちで過ごす時間は、少なければ少ないほうがいいのです。
「今日は気持ちが良くて、いい天気! 風は心地いいし、お日様もポカポカで気持ちいい! 今日も楽しいなあ。うれしいことがいっぱいある。毎日が幸せだなあ」。こんなふうに感じられる時間が長ければ長いほど、子どもの脳が発達して、能力も伸び、性格も良くなります。
逆に、やりたくないことを無理やりやらされると、子どもの成長にとって悪影響しかありません。嫌なことでは頑張れませんし、叱られることも増えます。能力も伸びませんし、自信もなくなります。暗い気持ちでいる時間が長くなるのは、性格形成のうえでも良くありません。
このような悪影響を考えますと、まずは体験してみて、ダメだったら、さっさとやめてしまうのがいいと私は考えます。やめグセがつくというのは、私は嘘だと思います。迷信です。たとえ、10個の習い事をやってみて、すべてやめてしまうといったことになったとしても、11個めでピッタリとはまるものに巡り合えればいいのです。そうなると、親がやめろと言ってもやめませんから。大人も同じではないでしょうか。「やってみなければ、分からない」のです。
やめてしまった習い事も無駄ではありません。すべての経験、体験が子どもの引き出しとなって増えてくれるのだと考えましょう。
無理やり、嫌なことをやらせてばかりだと、本当の頭の良さにはつながらないのです。夢中になって一つのことをやっているときに、思考力も集中力も、創造力も表現力もつく。
やめぐせがつくと困るから続けさせるといった発想はしないほうがいい、ということは頭に入れておいてください。
ただ、習い事をやめるか続けるかの話で、先ほどとはちょっと違う例外もあります。例えば、何年かずっと続けてきたもので、本人も努力をしてかなりの成果が出てきた。能力的にも向いていて、ずっと一生、続けられるもののように思える。でも、今、ちょっとした壁にブチ当たっていて、もがいている。
本人が好きなこと、やりたがることをたくさん親が応援してあげることで、子どもの脳のスペックが上がり、地頭が良くなるのです。そして、自信もつく。自信がつくと、好きなこと以外でも頑張ろうと思う気持ちが芽生えて、さらに頑張れる子どもになります。
(日経DUAL掲載、國尾 一樹さんの記事より)
なかでも、
大好きなことに夢中になっているとき、子どもの脳はどんどん耕されていきます。脳というコンピューターのCPUの性能がどんどん上がっていて、地頭が良くなっていく。これが、とても大事なんですよね。
こちらの文章が突き刺さりました。
親は狭い視野で子どもに言いがち 親も勉強するべきだと思った
私が子どもを忍耐力がない、辞め癖が付いてきている、と決めてかかりそうになっていた時だったので、この記事を読んでびっくりしてひっくり返りそうでした。
続けさせることに躍起になるところでした。
親の考えって本当に視野が狭く、意地になって、時に子どもをダメにしているのかもしれません(涙)
目先だけのことにとらわれて親は満足しがちです。
親は大人になって勉強をしなくなりがちですが、親も勉強(本を読んだりするだけでも)が必要だと思いました。
コメント