我が家は中古住宅です。
9年前に築6年の中古を購入しています。
つまりこのお家は築15年になります。
中古住宅にして本当に良かったと思っています。
その理由は、こちらの記事で書いてますので、よかったら覗いてみてください。
さて、わが中古住宅。
購入の決め手は、「間取り」が気に入ったこと。
リビングが「吹き抜け」になっていること。
です。
今日は、この中古住宅に備わっていた「吹き抜け」について、
9年住んだ、「私」が思ったことを書きたいと思います。
たまたま「吹き抜け」リビングだった
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そろそろ、一軒家を、と探していた9年前。
希望地域に条件の良い中古住宅を見つけました。
その間取りをみると、たまたま「吹き抜け」リビングになっていました。
吹き抜けの知識ゼロだった私は、
なんとなく「おしゃれやん。」と思って、その物件を気に入りました。
リビングの広さ自体は19.5畳。
そのうち、吹き抜けになっているのは、半分ほどのスペース。
吹き抜けと言っても、そんなに大した広さじゃないです。
それでも、吹き抜けになっているお家ってあまりないし、
とてもおしゃれに感じ、特別な感じがしました。
新築を建てていたら、「吹き抜け」は選んでいない
![](https://kirarubi.com/wp-content/uploads/2021/01/sam-carter-GHOiyov2TSQ-unsplash-1.jpg)
たまたま、希望する地区で条件のよい中古住宅を見つけた。
たまたま、その中古住宅は吹き抜けだった。
というだけの話で、
私がもしも「新築」で家を建てていたとしたら。
「吹き抜け」にはしてないと思います。
吹き抜けってそんなに一般的じゃないし、
こだわりがある人がされるものだと思います。
なので、そもそも、吹き抜けを付けたい、という頭もなかったし、
たとえ、吹き抜けになっているモデルハウスに行って、
興味をもったとしても、
吹き抜けのデメリットをよく調べただろうし、
選んでないと思います。
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やはり、一般家庭にとって、そして、毎日住む家、としては、デメリットが大きいです。
来訪したり、見る分にはいいのですが、
ずっと住むとなると、実用性を考えてしまいますよね。
9年住んではっきり言えるよ!吹き抜けリビングのデメリット
一般的に言われる代表的デメリットはこちらです。
・2階部分の床面積が狭くなる
・音や匂いが2階まで上がる
・暖房、冷房が効かない
・メンテナンスが大変
実際に、9年住んでみた私の感じる吹き抜けリビングデメリットを、
1つずつ説明します。
実際どう?デメリット① 冬、さむ!!これ、マジ。
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温かい空気は、上に溜まります。
冷たい空気は、下へ。
なので、冬、寒い!!
これは本当に身に染みて言えます。
ちなみに、我が家では、入居時から7年間は、エアコン+床暖のみ。
子どもが産まれたり、幼かったりで、こたつは置いていませんでした。
「吹き抜けリビング=寒い」は本当です。
これは何か対策が絶対要ります。
寒い!暖房が効かない! 解決策
とにかくシーリングファンを回す
これは、本当に吹き抜けリビングの寒さ対策、お助けマンです!
空気を循環してくれます。
ファンを回すのと回さないのとでは、全然違います。
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【回さない時】
2階に温かい空気がたまっています。
階段で上がるにつれ、急激に気温の上昇を感じます。
そして、2階に到着すると、「あったか!」。
(夏はあつっ!!)
というより、「暑い!」くらい。
【回す時】
階段を上がる途中、少しだけ温かくなるのは感じますが、本当に少し。
2階に到着すると、1階と変わらない。
シーリングファンが頑張って、温かい空気を下に下げてくれています。
階段途中に少し、温かい温度がたまっているかな~という感じはします。
この時、2階と1階の温度はさほど違いがないのです。
シーリングファン、吹き抜けには必須です。
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実際どう?デメリット② 音響くよ~~。これもマジ。
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2階まで音も匂いも筒抜け‥は本当にその通りです。(^^;)
これも、住んで速攻に、感じました。
リビング吹き抜けは、2階の寝室、子ども部屋、扉を閉めていても、
音が筒抜けです。
家は、夫の帰宅が9時ごろです。
私と子どもは、2階の寝室で就寝する頃。
子どもを寝かして、スモールライトを付け、ベッドでくつろいでいると、
「ぼりぼりぼりぼり。ぼりぼりぼりぼり。」
下から、響いてきます。
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夫が、ご飯を食べた後に、「せんべい」を食べている音。(笑)
夫は、夕食後、お菓子をつまむことがよくあります。
しかも、「あられ」や「せんべい」「柿の種」が大好物なので、
その音が、響く、響く。
「ぼりぼりぼりぼり。ぼりぼりぼりぼり。」
布団の中で、「あ、せんべい食べてるな。」
と、思っちゃいます(^^;)。
それから、夫が私たちが就寝した後、リビングでテレビを見る音も、
すごく、聞こえてきます。
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もちろん、扉をしめていても、です。
普通の音量だと、丸聞こえ。
なので、少し小さめの音にしてもらっています。
入居当初、子どもが幼い時は、寝かしつけに苦労したので、
私は、1階から聞こえるテレビの音に、とても神経質になってしまっていました。
私も、布団に入っているので、
わざわざ、下に降りて、「小さくして」
と言うのも、面倒だし、
ラインで「音小さくしてー。」と伝えていました。
伝えると、スッと音量を下げてくれます。
うるさい!1階のテレビの音量が気になる!対処法
今は、子どもも大きくなり、寝かしつけで苦労することはなくなったのですが、
テレビ音量が響いてくるのは、いまだに気になります。
今では、ラインするのも面倒なので、
リモコンアプリで、2階のベッドからリモート操作して、
夫が1階で見てる中(寝落ちしてる時もしばしば)、
勝手に音量下げたりします(笑)。
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実際どう?デメリット③ 窓からの光が刺さる!暑い!焼ける!マジきつい
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吹き抜けの窓はメリットではあるが…
吹き抜けって、リビングが本当に明るくなって素敵です。
冬はぽかぽか温かいし、
曇りや雨の日でも、電気を付けなくても比較的明るいです。
それは、吹き抜けの高いところの窓から光を取り入れられるからです。
普通の窓と、吹き抜けの窓から、両方光が入ります。
これは、吹き抜けの大きなメリット。
夜になれば、高いからお月さまがのぞき込んだり、
きらめくお星さまも見えます。
スクリーンなしの窓は夏場、暑すぎる
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そんな、高い窓は、メリットだけではありません。
カーテンやスクリーンをなされてない、むき出しのまどは、
夏、暑すぎる・・・!!!
これ、「マジ!」です。
我が家は、南向きに面したリビングで、ちょうど南面に3つ高い窓があります。
夏場、そのうち2つの窓から、強烈な光(紫外線)が。
これには、入居して初めて迎える夏、早々から悩まされました。
暑い!高窓から刺さる光 対処法
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そうです、その高い窓には、ロールスクリーンなど、光を遮るものが施されてなかったのです。
なので、光をまるまる取り込んでいました。
太陽は動くので、その光は朝食中にちょうど顔に刺さってきます。
日焼けもしちゃうし暑いし。
そんな時は、こちら人間側が移動していました。
食事中なので、テーブルごと、よっこらしょ。
太陽との戦いでした(笑)。
太陽との戦いは、夏場が特に辛かったのですが、
午前中だけだったし、夏場以外は暑いのはマシだったので、
入居後も、2,3年は我慢して過ごしていました。
が、太陽との戦いが暑いし、面倒になってきて、
その窓に、ロールスクリーンをすることにしました。
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ロールスクリーンをすることで、
太陽との戦いは終わりました。(笑)
平和になり、夏場でも快適に過ごせるようになりました。
ロールスクリーンを付けるなら「完全遮光」はやめて
高い窓にロールスクリーンを付けるなら、
絶対に、完全遮光はやめておいてください。
完全遮光は、光を一切通さないので、スクリーンを下すと、高窓の良さがゼロになります。
完全遮光じゃなくても、光を通すスクリーンで、十分暑さ対策になり、光を遮られます。
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我が家も、光を通すスクリーンにして、大正解でした。
普段から、スクリーンを下ろしっぱなしですが、
ほどよい光、マイルドな光が洩れるので、ちょうどよい具合です。
降ろしたままでも、十分リビングが明るくなり、且つ、直射日光が防げています。
実際どう?デメリット④ 手入れは大変 でもまぁ1年に1回なので許せる
吹き抜けはお手入れが大変、もデメリットとしてよく聞きます。
たしかに、大変。
でも、私はこれはまだ許せます。
なぜなら、頻繁にしないから、です。
まぁ、うちの吹き抜けは大した広さじゃないから、とうのもあります。
我が家の「吹き抜け」にまつわるお手入れ、お掃除について紹介します。
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吹き抜け窓(高い窓)の窓拭き
・年に1回。年末大掃除時。
・高いハシゴを使って、窓拭きをする(屋内のみ。屋外窓はしない。)
・窓受け部分(ニッチ部分)の埃をふきとる
吹き抜け窓は、かなり高さがあります。
落ちて怪我をしないように注意が必要です。
吹き抜けの天井のシーリングファン掃除
・頻度:年に2~3回。夏と冬のエアコン稼働前。年末大掃除時。
・リモコンスイッチで、下に下降させて、埃を拭き取る。
![](https://kirarubi.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_20210129_112947-2-1-1024x706.jpg)
![](https://kirarubi.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_20210129_112936-2-909x1024.jpg)
![](https://kirarubi.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_20210129_113039-1-768x1024.jpg)
![](https://kirarubi.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_20210129_113032-768x1024.jpg)
以上の、2点だけです。
正直、我が家に置いての吹き抜けメンテナンスでは、
そんなに負担にはなっていないです。
実際どう?デメリット⑤ 暗い!これは設計ミス!
吹き抜けリビングの場合、
シーリングファンを付けると思いますが、
我が家では、吹き抜け部分のスペースは、その明かりのみ。
シーリングファンのライトだけでは暗くて我慢できませんでした。
もちろん、吹き抜けですから、高いところに付けられているので、
倍の明るさがないと、1階まで届きません。
我が家は、昼は明るくてよかったのですが、
夜は、すべての電気を付けても、相当暗いリビングでした。
これは、吹き抜けリビングの電気設置設計が悪かったと思います。
「暗い」薄暗いリビング対策
薄暗いリビングだった我が家。
それを少しでも改善すべく、とった対策。
対策1 LED電球に替える
我が家の電気はすべて、LEDではなかったので、
付け替えできる電球は、すべてLEDに付け替えしました。
対策2 器具の取り換え
シーリングファンライトと、もう一つメインの大きな埋め込まれたライトがあるのですが、
埋め込まれたライトは、器具ごと取り換えないと、LEDに変更できなかったので、
器具を取り換えることにしました。
その際に、一回り大きな面積用のLEDが付く器具にしました。
こちらは、7万円ほどしたので、結構な出費でした。
![](https://kirarubi.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_20210127_134643-1-768x1024.jpg)
対策3 ダウンライトを増設
食事をする時も、とにかく暗い。
ダイニングテーブル上に、ダウンライトを4つ付けました。
![](https://kirarubi.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_20210129_120209-1-768x1024.jpg)
対策4 吹き抜け部分スペースもダクトレールで明るさアップ
![](https://kirarubi.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_20201207_121623-1-768x1024.jpg)
さらに、吹き抜け部分には、
ダクトレールを電気工事してもらい、
ライトを3つ付けました。
![](https://kirarubi.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_20201207_121640-1024x768.jpg)
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/1eb45ce5.6661f6e7.1eb45ce6.da202db5/?me_id=1304644&item_id=10000873&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fkyodoled%2Fcabinet%2F03856180%2Fimgrc0076011133.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=pict)
以上、
これだけ、ライトを増設して、やっと明るいリビングになりました。(^^;)
それも、子どもが小学校に上がるタイミングで行いました。
リビング学習になるので、どうしても明るくしないといけい状況になったのです。(子供の目のために。)
スポットライト増設の記事。
![](https://kirarubi.com/wp-content/uploads/2021/02/IMG_20201207_121640-1-160x90.jpg)
それまで、入居後5年ほどは、薄暗いリビングで過ごしていました。
このように、吹き抜けリビングを検討中の方は、
電気設計を怠らないようにしてください(^^;)。
節約のため、ケチってしまうと、我が家の様に、後から出費が必要になります。
吹き抜けリビングを希望する時、
夜の明るさ、電気の配置・設置には注意が必要です(^^;)
デメリットも多いが、結局、吹き抜けリビングどう思うの?
結論。実際に住んで感じました。
吹き抜けリビングはデメリットだらけ(^^;)。
です。
なぜなら、デメリットに対する「対策」が中途半端だったから。
です。
逆に、
デメリット「対策」ばっちり、な吹き抜けなら、最高!です。(^^)
吹き抜けリビング、デメリットは対策できる!
デメリットは「対策」できます。
もちろん、費用の覚悟は要ります。
対策さえできれば、吹き抜けリビング、すごく良いです。
我が家のデメリット対策まとめ。
吹き抜けリビングで快適に、毎日を送るために―。
我が家で施した対策です。
- 寒い→シーリングファンを回す。エアコンの他、こたつや床暖併用。
- 窓から差し込む光が暑い→ロールスクリーンを設置。
- 暗い→電気設計を念入りに。電気追加。
- 高い窓拭きが大変→1年に1回しかしない。屋外からはしない。
- 1階の音が響く→慣れる。テレビの音はリモコンアプリで勝手に下げる。
デメリット対策後!「吹き抜けリビング」に住んで感じるメリット
![](https://kirarubi.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_20201207_121335-768x1024.jpg)
デメリットさえ対策すれば、
吹き抜けリビングって、本当に素敵です。(^^)
「対策さえすれば」の条件付きです。
もちろん対策には費用がかかります(^^;)。
経済的に余裕があるわけじゃないので、
もし新築で家を建てていたら、費用が跳ね上がるので、わざわざしないとは思います。(^^;)。
実際に、吹き抜けリビングで毎日すごしている私から目線のメリット。
■快適。
■開放感がある。
■とても明るい。
曇りや雨の日も、明るいです。
■1階2階の一体感がすごい。
2階に寝に言ったり、作業しにいったりするにも、
孤独を感じません。
掃除機もそのまま、リビングの延長上に2階があるので、
2階の掃除機も、それほど負担に感じません。
1階、2階、という区切り(壁)がありません。
2階もリビングの延長線上。
2階もリビングな感覚です。
(それは、子どもがもっと大きくなると、プライベート的な問題がでてくるかもしれませんが。)
これは、おまけですが、
■吹き抜けの高い窓から、のぞく月や星がきれい。
雲の動きも眺められます。
吹き抜けリビングはおすすめできるか
はっきり、言えます。
デメリット対策をしっかりした上で、
吹き抜けリビングはおすすめできます!!
逆に、
対策必須のため、対策のための費用が厳しいならおすすめできません。
そこを軽視すると、後悔します。
![](https://kirarubi.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_20201207_121817-3-768x1024.jpg)
以上が、9年間、対策なしの吹き抜けリビングに住んだ、
私の正直な感想です。
対策をできた今、
我が家のような小さな吹き抜けでも、
かなり、快適・素敵です(^^)
最後までお読みいただきありがとうございました(*- -)(*_ _)
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