中古住宅を買って正解だった
こんにちは。きらるびです。
我が家は９年前に、築６年の中古住宅を購入しました。
なのでこのお家は築１５年といくことになります。
私は滋賀県在住ですが、
一戸建てに住んでいる私の知り合いの中では、
中古住宅を購入したという人はいません。
新築を購入する人ばかりです。
みなさんの周りではどうですか？
都会暮らしなのか田舎暮らしなのかにもよると思いますが。
なぜ中古住宅にしたのか
一言でいうと、
「正社員でずっと働く自信がなく、
大きなローンを抱えて、負担になりたくなかった。」
からです。
結婚生活は賃貸アパートから始まりました。
私は結婚後も同じ職場で仕事を継続、正社員共働きでした。
すぐに妊娠をし、子どもを産んで、産休・育休に入りました。
私は職場結婚で、夫とは同じ部署でした。
結婚を機に、私は事務職から現場の製造ラインに異動させられました。
もともと、希望していた職種ではないところだったし、
それまでのキャリアもゼロに。
全く未経験の部署で、キャリアも人間関係もゼロからのスタート。
職場では平気を装っていましたが、
正直のところは、すごく苦痛で、ストレスでした。
結婚してすぐに妊娠もしたため、
未経験の製造ラインでの立ち作業はかなりきつかったです。
体力的にも精神的にもぎりぎりのところでした。
今だったら、すぐに辞めていたと思いますが、
その頃の私は、結婚してすぐで、貯金もありません。
これから家族が増え、家も買わないといけない。
漠然とした経済的な不安が大きかったのです。
その上、私は就職氷河期時代に就活をしていたため、
正社員というステータスにこだわっていました。
そんなモチベーションだったので、
ずっとこの会社で正社員でをやっていく自信がなかったのです。
なので、新築を購入し３５年ローンを組む、
という選択が恐ろしく、
私にはできませんでした。
逆に、みんな、よく新築を簡単にかえるな～と不思議でした。
2900万円の中古住宅は高いか、安いか
私が購入した中古住宅は、６０坪の土地と建物合わせて2900万でした。
2900万というと、新築も建てられそうな金額です。（ここらへんでは）
決して安くはありません。
ですが築6年の住宅はかなりきれいで、リフォームする必要がありませんでした。
さらに、土地と建物以外に、カーテンや、エアコン、外構も完備。
その他もろもろの費用を合わせると、土地建物以外にもかなりかかっていると思われます。
もともと売主さんは、4000万以上で土地と建物を購入されたという情報も耳にも入りました。
それらを考慮すると、
2900万ぽっきりで土地・建物・外構・カーテン、エアコンなどの装飾品もすべて「込み」、だと思うと、
かなりお得だったと思います。
それから、これは、たまたまラッキーだったポイント2点です。
・売主さんは共働きで、平日はお仕事に出られていました。
平日、お家におられなかったのもあり、新築のようにきれいに保たれていました。
・さらに、キッチンなどの水回りや、間取りにもこだわりが見られる仕様でした。
建物の価値というのは、
築が浅かろうが、水回りをこだわっていようが、
一度住まれた家、一度鍵を開けられた家というのは、ほとんど価値が残らないと言います。
そう考えると、私が購入した2900万はこのように考えられます。
私の家の土地は、このあたりの土地の相場と面積（６０坪）を考慮して、2000万です。
土地の価値はそのままなので、今でも2000万の価値があります。
なので、2900万の土地・建物物件を買ったと言うことは、
土地が2000万、建物が900万だったという計算になります。
もし今、土地を売れば2000万で売れると言うことになるはずです。
たった900万で新築に近い中古住宅を手に入れた、
と言っても間違いではないと思います。
結果、2900万の中古住宅は一見高いように見えますが、
お得だったように思います。
私が中古住宅を探した方法
赤ちゃんも生まれて、育児をしながら、
一戸建ての広告やネット検索を暇なときにするようになりました。
すぐに買おう！とかは思っていませんでしたが、
なんとなく見ていくうちに、
真剣に検索するようになっていました。
頻繁に見るようになり、
この物件はずっと残っている、
あの物件はよさそうだなと思ったがもう売れたな、
とか、なんとなく、カンが付いてきました。
よい中古住宅を探すのは難しいかもしれない、と思い、
「駅から離れた、安い土地の新築」も視野には入れていたので、
ハウスメーカーにも相談しに行くと、
「本当におすすめな土地や物件は、一般人が目にする前に売れてしまう」
と言ってました。
なんとなく、よい物件（土地も物件も含めて）は、
素人目の私たちの手には届かないのかもしれない、
と大きな壁を感じました。
良いかな、と思った、築３０年ほどの中古住宅の見学に実際にも行ってみました。
本当に古くて、一気にテンションが落ちました。
良い中古住宅に出会うのって難しいなぁ。
やっぱり新築の方が買いやすいのか。
と、地元の住宅販売店も何店舗か周り、話を聞き、見積もりも出してもらいました。
駅から離れた安い土地と言っても、あまりに遠すぎるのは不便すぎます。
そこそこの土地だと、結局新築を建てると高くつきます。
中古住宅も住宅販売店も見回り、話を聞き。
これから開拓される予定の土地情報なども聞いたり。
これだ、といった物件にも巡り合えず、
赤ちゃんのお世話をしながら、ぼちぼちとネット検索などしていました。
すると、出てきたのが、今住んでいる家です。
前からあった物件ですが、中古としては高すぎて、視野に入れていませんでした。
それが値下がりしたのです。
実際の金額でいうと3280万円が2980万円になったのです。
しかも住所もその時住んでいた賃貸アパートと同じ区域でした。
これは！！
と、思いましたが、車も買ったことがなかったので、
何千万という金額の買い物を、すぐに決断する勇気がありませんでした。
両親に相談して、背中を押してもらい、夫と決断できました。
賢くマイホームを買うために
新築を買うのは「損」？！
結論は、損！のようです。
それはこういう理由です。
土地の価値は下がりませんが、新築は入居するとすぐに価値が下がるそうです。
２～３割は値落ちすると聞きます。
つまり新築を買った人が、「損」を引き受けると言うことになります。
なので、新築を買った人が「損」を引き受けた「後」の中古住宅を購入するのが「賢い」家の買い方になるそうです。
中古住宅は値引きができる
新築の値段はほとんど下がりませんが、
中古住宅は値引きが可能な場合が多いのです。
例えば、
引っ越しするので手放したい人
離婚したからさっさと手放したい人
相続があるから早く手放してお金がほしい人
こんな人たちが手放している場合が結構あるので、
売りを急いでいる場合が多いのです。
なので、値引き交渉に応じてもらいやすいのです。
中古住宅がいやという日本人が多いが…
日本では、新築でマイホームを建てる人が多いです。
中古住宅が嫌なのはこんな理由でしょうか。
- 人が住んだ後の家がいや
- 理想の間取りをつくりたい、好みの家を作りたい
人が住んだ後の家が嫌、というのは私もわかります。
でも、お得に家を買おうというのが勝ちました。
金額と価値を考えてみると、やはり新築は高すぎる買い物のように感じます。
中古住宅でも、水回りやトイレ、お風呂だけ、リフォームすると、
新築の様にきれいになります。
２００万前後でできるようです。
人が住んだ後の家が嫌でも、そこだけが新品になれば、問題解決できる人もたくさんいると思います。
良い中古住宅を見抜く目を養おう
なんとなく、中古住宅を探すって、
新築を買うより、色々と大変な気がします。
私の様にど素人でも、中古住宅を探しているうちに、
良い物件とよくない物件がなんとなくわかるようになりました。
本などを読んで、少し知識を付けるだけでも、
さらに見る目が養われると思います。
中古住宅最高！心の余裕が生まれる 自分らしい生き方が選択できる
私の周りでは、中古住宅を購入したのは私だけですが、
私は中古住宅にして本当によかったなぁと日々思っています。
なぜなら、ローン期間が短く、月々も余裕を持った額にすることができています。
結婚後もずっと続けていた仕事も、晴れて今年４月で辞めることができました。
今は無職で、自分を見つめなおし、これからを模索しています。
中古だったこのお家も９年目。
すごく愛着がでてきて大好きです。
もし、ずっと働く自信がない、勤務時間を減らしたい、
と働くことに不安があるのだったら、
中古住宅をおすすめします(^^)
果てしなく長いローンに縛られない、心の余裕は本当に大事だと思います。
より自分らしい生き方を選択できます。
最後までお読みいただきありがとうございました(*- -)(*_ _)
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